前回の記事
建物内には
名寄市の「もち米」にこだわった
特産品をはじめ
地元の農産物やお土産を
いろいろ取り揃えた
「ふうれん特産館」と
地元食材を使った食事を提供する
レストラン
「お食事 風の寄り道」
があります
道の駅のある名寄市風連町は
だいたいこのあたり
これは当日rikuが表示して
スクショした現在地画面ですが
旭川市から名寄市までは
北の街稚内方面へ車で走って
75km程度
1時間半くらい
電車で13駅
こちらも1時間半くらいかな?
電車よりはバスのほうが
安く移動できるようなので
さらに乗客が減って存続が心配な
宗谷本線の駅順でいうと
旭川(あさひかわ)
↓
旭川四条(あさひかわよじょう)
↓
新旭川(しんあさひかわ)
↓
永山(ながやま)
↓
北永山(きたながやま)
↓
比布(ぴっぷ)
↓
留萌(るもい)
↓
塩狩(しおかり)
↓
和寒(わっさむ)
↓
剣淵(けんぶち)
↓
士別(しべつ)
↓
多寄(たよろ)
↓
瑞穂(みずほ)
↓
風連(ふうれん)
↓
東風連(ひがしふうれん)
↓
名寄(なよろ)
目的地の名寄の2つ手前の駅になります
レストランの名前の
「風の寄り道」
というのは
平成18年に合併した
風連町と名寄市から文字をとって
名寄市風連町の「風の寄り道」
かな?
合併後の名寄市の面積は
535.20km²で
人口は2万8000人
って広さのイメージがつかないけど
東京都の面積は
2,194 km²で
人口1400万人
ってことは
名寄市の中に東京都が
すっぽり24個も入っちゃうけど
人口は500分の1ってとこ?
とてもきれいな街です
もち米の里の特産館も気になるけど
まずはお昼ご飯・・・
じゃなくてランチ兼の夕食を!
テイクアウトもできるようなので
ホテルに持ち込みするのもありですね
レストランは
11:00開店で
閉店が17:00
ラストオーダーは16:30
・・・
えっ?16:30?????
微妙にすぎちゃってるけど
大丈夫かな???
店員さんが誰もいないんだけど??
もしかしてまたしても
閉店でご飯にありつけないとか???
ないよね!??
って厨房方を覗き混んでいたら
奥から出てきた店員さんが
時間・・・
あ、まだ大丈夫ですよと
あたたかい接客にほっとしたけど
見つめるまなざしが切実すぎて
断れなかったのかもですね(笑)
ありがたいです
レストランの窓からは
ちょうど沈んでいく夕陽が
きれいに見えて
シンプルな食堂風のレストランが
素敵空間になってます
窓側に向かう席に一人づつ座って
メニューを選びます
食前に
これはぜったい頼んでおきたい
ビーツミックスジュース 200円
このお値段
近くにあったら毎日飲みたい
で、メインは
人気商品1日10食限定
チキンスープカレー
・・・はさすがにもうないだろな
ジャンボ餃子カレーもおいしそうだけど
北海道での貴重な1食だから
宇都宮の餃子を食べるよりは
風連のおもちが入った
カレーそばのがいいかな~~
なんて迷ったけど
念のために聞いてみたら
1日10色の限定カレーが
まだありました!!
男子チームは迷わずラーメンを注文した模様
はちみつチャーシューがおいしそうです
カレーは多少時間がかかるようで
最初にビーツジュースが運ばれてきました
これだけで
北海道っていいなーと
思ってしまいます
窓越しに見える夕陽の赤と
ビーツの赤と
ここまで待った甲斐があったかも
お料理が来るまでの時間
少しだけ外に出てみました
癒やされますね
雲に隠れながら山の向こうに夕陽がおちて
あたりがオレンジ色に染まる頃
スープカレーが運ばれてきました
地元野菜がゴロゴロ入ってて
見るからにおいしそう~~~~~
風連のお餅が入ってるのも嬉しいです
そうそう風連のお餅って
ほんとにおいしんですよ
名寄市は
水田の約9割でもち米が作られている
もち米作付面積日本一の街なんだけど
本格的にもち米栽培に着手したのは1970年
稲作北限の地である名寄では
度重なる冷害による凶作、品質低下で
うるち米の評価が低かった上に
政府による米の生産量を調整する
「減反政策」によって
大きな打撃をうけたそうです
そんな逆境から立ち上がるため
うるち米、もち米の
品種試験を積み重ね
結果
寒冷地の適作は冷害に強いもち米だ
との結論に達し選択したのが
”もち米栽培”だったんですね
さらに
主食として食べるうるち米と
加工されることの多いもち米は
混ざると品質が落ちてしまうと
稲作農家は
「自分たちが毎日食べる米は買ってでも
うるち米が混ざらないもち米を作りろう」
と覚悟をきめて
1979年にはすべての水田を
もち米に切り替えたという経緯をもつ
農家さんたちの”覚悟のもち米”
なんですね~~~
冷害に弱いうるち米は品質低下は
避けられなかったけど
盆地特有の昼夜の寒暖差のおかげで
害虫の発生は少なく
クリーンな栽培が行えるという
よい点もありました
そんな農家さんの想いのつまった
安心・安全な名寄のもち米は
固くなりにくい性質をもつことから
今では、あの有名な伊勢の「赤福」
をはじめ
岡山名物の廣榮堂「元祖きびだんご」
大手コンビニメーカーの「赤飯おにぎり」
などなどなどなど
たくさんの商品に
使われるようになったそうです
って、このおもちのおいしさを
伝えたくってついつい
熱く語っちゃったけど
これ↓
昔、時々いただいて食べてたけど
切り餅もとってもおいしです
と、すっかり説明が長くなっちゃったけど
素揚げした野菜のおいしさと
スパイスとおいしさと
農家さんこだわりの名寄のはくちょうもちが
いい仕事してくれてます
このおもち
カレーにも合います!
ちなみにお隣のライスは少なく見えますが
ごはんは一回まで無料でおかわりができるので
途中であったかいごはんが
追加でいただけるのも嬉しいですね
で、男子の頼んだ醤油ラーメンは‥
旭川ラーメンのしょうゆをイメージしてると
微妙・・・?
あまり食べたことのない味だったようです
メニューには“人気の味噌”って書いてあったから
ここでラーメン食べるなら味噌かな?
とも思うけど
やっぱり
もち入りのスープカレーが
一押しです✨
食後の癒やし
夕陽好きにはたまらない
太陽が見えなくなるのを確認して
物産館のある建物に戻ります
昼ごはんを食べ損なってから
長かったけど
夕陽の見える道の駅で
名寄の魅力を感じられる
おいしいカレーが食べられて満足でした
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